■放送後記(2022/8/15 更新) ※クリックすると放送後記をご覧になれます。
『SESSIONS』vol.4~収録を終えて~
《ゲスト:須藤蓮さん》
私が若かった頃、もちろん誠実で、魅力のある大人との出会いはたくさんあったが、同時に
自分は安全地帯にいて、あたかも「昔は俺も(私も)そうっだったよ…」と上から語る人たちもいて、
そういう大人は大嫌いだった。絶対に自分はそういう大人にはなりたくない、そう思ってきた。
自分が大人と呼ばれる年齢になった時、「こうあるべきだ!」という説教は絶対にしない、
意識してどんなに若い人と接しても、個人を尊重して話すようにしてきた。
灼熱の高崎を歩き、スタジオに来てくれた須藤連さん、石間秀耶さんは25歳、永長優樹さんは21歳。
実に、カッコ良く、魅力に溢れた3人であった。
ドラマ『ワンダーウォール』、ドキュメンタリー『センス・オブ・ワンダー』この2本に出演した俳優・須藤連さんがこの先
どう道を切り開き、走っていくのか、気になり注目していた。
「共感する」でもなく、「応援したい」ともちょっと違う “何か”が、私の心の中にあった。
高崎に来てくれた須藤さんは、『ワンダーウォール』撮影直後の、
尖りまくり、悩み、苦しそうだった顔は無くなり、とても清々しい、いい顔つきであった。
90分という収録の時間、好きな音楽を聴きながら、現在の想いを語ってくれた須藤さんに心からの感謝を!
そして、スタジオに応援に来てくれた、映画『逆光』のスチール担当の石間秀耶さん、ありがとう!
写真集『ONOMICHI』、私にとって大切な作品となりました。
須藤連監督の右腕として動き、宣伝担当、大学生の永長優樹さんは、私のいちばん若い飲み友達になってくれました。
永長さん、また美味しく飲みましょう!
会いたかった人と会うことができて、もっとその人の魅力を感じることができた至福の時間でした。
相原 透