2022/6/5 #002 古川誠

■えびす弁当 ※クリックすると画像をご覧になれます


■放送後記(2022/6/6 更新) ※クリックすると放送後記をご覧になれます。

『SESSIONS』vol.2~収録を終えて~
《ゲスト:古川誠さん》
古川誠さんは、農大二高野球部のキャプテンだった。古川さんと雑談をしながら、農大二高校内を歩く、周辺(通学路、えびす弁当!)も歩く。古川さんが語る、当時のことは、遠く甘くなってしまった“想い出”ではなく、事実を淡々と語る、それはまさに“ノンフィクション”そのものだった。
それでいて、その日は晴れていて、風が心地よく、大切な場所を共に歩いた時間は、とてもとても穏やかな時間であった。

『オズマガジン』の冒頭に、古川さんは編集長時代、読者に向けて“手紙”を書いていた。
それは過度な誇張などなく、日常や身の回りの風景や感じたことを書いた“手紙”で、読む人を優しい気持ちにさせてくれた。私は雑誌を購入すると、真っ先に古川さんの手紙を読んでいた。
出版社の社員として、編集者としての古川さんのことを、私は信頼と尊敬、友情を感じている。
目に見える部分の功績(雑誌が魅力的!)と、目に見えない心情、信念の部分(話していて、自然に感じること)、とても良い仕事をされている。
作家としての古川さんは、『りんどう珈琲』(クルミド出版)、『ハイツひなげし』(センジュ出版)という
まぎれもない傑作を執筆している。何度も本棚から取り出しては読み、嬉しい時も読み、ひどく落ち込んだ時も読む、私にとって、伴走してくれる小説。

『SESSIONS』の収録は、楽しく、お互いに終始笑顔だったような記憶がある。
その夜は、古川さんと、高崎の酒場・バーを数軒巡り、最後の1軒は、ひとりで飲んだ。
楽しい余韻と、美味しいウィスキーが心と喉を潤してくれた。
相原 透

■SETLIST(2022/6/6 更新)※クリックするとSETLISTをご覧になれます。

・Joni Mitchell / Big Yellow Taxi (BGM)
・Caravan / BACK TO ROOTS AGAIN
・THE BLUE HEARTS / 1000のバイオリン
・The Beatles / Something
・Bob Dylan / Blowin’in the Wind
・RCサクセション / I LIKE YOU
・曽我部恵一BAND / 月夜のメロディ
・Joni Mitchell / Big Yellow Taxi (BGM)